海外在住の大学受験生や留学生へ
- 英語で学び学位も取得できる日本の大学に関する入試情報
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英語で受験し、英語で授業を受け、学位も取得できる日本の大学の一覧と体験談




このような背景から、ネットで検索しては情報を習得する作業に奮闘し、わが子も日本の大学受験に至ったわけです。
この記事では、海外から受験できる日本の大学に関する情報と子どもの体験談をシェアさせていただくことにします。受験生がんばれ!
東大PEAK受験と早慶英語コースの体験談はこちら
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【海外から英語で東大受験!】東京大学PEAK入試と体験談
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【海外から英語で早慶受験!】早稲田や慶応の英語入試と体験談
JASSOのサイト!英語で学位取得可能な課程の一覧が可能!
JASSOとは日本学生支援機構のこと。留学生支援事業など、外国人留学生の受入れや日本人留学生の派遣など多岐にわたって活動されています。
ここに、英語で学位取得可能な課程についての情報があります。
JASSOのサイトを以下のように調べます。
JASSOホーム>留学生支援>日本への留学>留学する日本の学校を探そう>日本留学学校情報(大学院・大学学部・短期大学)【検索】
そのページにある情報がこちらです。
英語で学位取得可能な課程
University Degree Courses Offered in English
※This data is current as of May 2019. Please contact the university directly for the
latest information.

大学によって異なる受験資格に気をつけよう
上記の英語で学位取得可能な課程についての情報資料には、実に驚かされます。
英語で授業し、英語で学位を取得できる大学が、日本にも意外とたくさんあるんです。
だいぶ前、文部科学省の事業のひとつにグローバル30というものがあり、海外から留学生を30万人受け入れようと、大学国際化のためのネットワーク形成推進事業が行われたらしいです。
すでにその事業は廃止になったのか更新されておらず、ただ引き続き英語で授業する大学がそれぞれ受け入れを行っているようです。
行きたい大学や大学院を探す
まず、JASSOの一覧表をもとに、可能性のある大学や学部を探し出してください。
そして、それぞれの大学のサイトにいき、それぞれのコースに必要な受験資格等をしっかり調べるという手順になります。
✔国籍や教育課程などの基本的な条件
・日本国籍でも可能か、外国籍のみか
・指定されている海外在住期間
・海外指定校などでの教育期間等
✔学力的な条件
・高校の成績GPA
・高校卒業資格のIB/Aレベル/SATなど
・受験必須科目
✔受験内容も調べます
・願書提出方法
・エッセイや試験の有無
・面接試験の有無
複数の大学を受験する場合は期間に気をつけよう
情報収集して準備しますが、願書提出期間はあっという間に迫ってきます。
わが子はまず第一希望の東大PEAKに願書を提出しました。東大受験の記事はこちら。
東大PEAK受験の流れ
11月中旬にIBのプレディクティッドスコアやエッセイなど揃えて願書を提出
1月に一次選考の合格発表、合格した人は2月-3月に世界各地である面接口頭試験
4月に二次選考の仮合格発表
5月にIB国際試験が行われ
7月中旬に最終合格発表
こうして300人以上の申込者から30人-40人の入学者にしぼられます。
東大だけではリスクが大きすぎるので、他の大学も受験しました。
早慶の英語コースも願書を提出しました。早慶受験の記事はこちら。
早慶英語コース受験の流れ
慶応は12月に願書提出、面接はなく3月末に合格発表。
早稲田は11月から3回にわけて願書受付期間があり、3月締め切りのサードラウンドで願書提出。面接の有無はひとにより、4月に合格発表。
※私学に合格した場合、5月頃に入学金や授業料等の入学手続きが始まります。
他にもイギリスやオランダ、ドイツの大学も受験しました。
オランダは願書提出が1月頃で4月に仮合格発表、イギリスは仮合格はなく、ドイツは5月に願書提出からの、ほぼすべての大学がIBやAレベルなどの国際試験の結果を受けて7月に合否発表となります。
つまり、7月の国際試験の結果発表まで、大学は決まりませんので、実に長丁場です。
オープンキャンパスには行けたら行こう
JASSOの大学一覧表から大学をリストアップし、大学サイトをみて願書を提出することになりますが、もともと日本の教育を知らない海外育ちの子どもたちには、日本の大学をイメージするのは難しいものです。
もし機会があるなら、帰国した際などにオープンキャンパスや大学周りを散歩してみるだけでも、印象などが選ぶきっかけや決め手になるかもしれません。
わが子の場合は、東大の面接で初めて駒場キャンパスに行きましたが、その時の印象が非常に良く、がぜん気持ちが強まったそうです。
何年も通う大学ですから、第一印象が良ければ、それだけで受験への気持ちもポジティブになります。
一時帰国の面接は大変だけど有意義
日本の国公立の大学にはほぼ、一次選考通過後に面接があります。面接は、主要な国々の首都で行われるとはいえ、飛行機の距離の受験生がほとんどだと想像します。
わが家も日本に一時帰国して面接を経験しました。
当時、高校でも模擬試験の真っ最中だったり、ドイツ語や英語などの資格試験、オランダ大学のためのスカイプ試験やスカイプ面接も同時期にありました。
スケジュール多忙な時期に、特別欠席願いを高校に提出し、時差も気候も異なる国またいでの面接試験は、実に大変でした。
まとめ:英語で受験でき英語で授業を行う日本の大学や大学院の探し方

JASSOの英語で学位取得可能な課程についての情報が、とてもに役に立つと思います。
日本にも英語で学べる大学があると知れば、またひとつ将来の扉が開きはじめるかもしれません。
外国籍の留学生に門戸を開いているものが多く、日本国籍にはチャンスが少ないように見えるかもしれませんが、グローバルな時代、将来への展開は期待にあふれています。
たとえば、上智大学も2020年度秋学期より新設コースがあるとのこと:
英語による学位取得プログラム"Sophia Program for Sustainable Futures(SPSF)"
日本の大学に行きたいと願う海外在住の日本人の子どもたちや、海外で長く生活しながら子育てをするご家族の挑戦に、励ましと応援をおくりつつ…
グローバルな時代を生き抜く子供たち、恐れずユニークに育ってほしいと心より願っております。
大学受験の総まとめ編はこちら!
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【まとめ編2020】帰国子女のための大学受験情報と体験談