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【帰国子女とは】海外在住歴?高校入試や大学受験に有利?

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【帰国子女とは】海外在住歴?高校入試や大学受験に有利?

帰国子女の定義とは?

  • だれのこと?
  • いつからいつまで何年?
  • 英語が上手?
  • 受験に有利?
  • 帰国生とも呼ぶらしい

“帰国子女”とは

returnee-children

世間では”帰国子女枠”や”帰国子女受験”と容易にカテゴライズされるけど、実はその内容や条件はあいまいで、非常にわかりにくいのが事実。

キコジョ
英語で”returnee”とか”returnee student”だとピンとくるけど、”帰国子女”はふしぎな言葉だと思う。

帰国子女とは…

☑親の仕事の都合で、海外に1年以上滞在し、自国に帰国した子どもの総称。

この記事では、『帰国子女』の意味や定義を深堀しつつ、様々な事例やわが家の体験談、受験についても述べていきたいと思います。

帰国子女の学校選びどうする?
【帰国子女の心配】学校は受け入れてくれるの?自宅学習教材でホームスクール経験談

辞書による『帰国子女』の定義

まずは三省堂の大辞林から。

外国での生活を経て、日本に帰国した学齢期の子供帰国児童生徒

出典:weblio辞書 三省堂 大辞林 

ここには学齢期児童などの記述があります。
わたし

では、学齢の説明を見てみましょう。

学齢(がくれい)とは学校に就学して教育を受けることが適切とされる年齢のことである。日本では、満6歳の誕生日以後の最初の4月1日から9年間(満15歳に達した日以後の最初の3月31日まで)が該当する。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』学齢

つまり、小中学生のこと。
わたし
キコジョ
日本に帰国した小中学生という意味になるね。

帰国子女とは
日本に帰国した小中学生

次に、ウィキペディアを見てみましょう。

帰国子女(きこくしじょ)とは「帰国した息子達・娘達」の総称。保護者の国外転居に伴って国外転居した後に自国に転居(帰国)した子女。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』帰国子女

キコジョ
ここでは年齢は関係ない。
それよりも理由が大事。保護者の国外転居に伴ってとわざわざ書いています。
わたし

ついでに、goo辞書も見てみましょう。

親の仕事の都合などで長年海外で過ごして帰国した子供。

出典:goo辞書 帰国子女

キコジョ
つまり子どもの意思ではない、親の都合という理由がつきますね。

帰国子女とは
親の都合で海外にいて
日本に帰国した子供

国による『帰国児童』の定義

ろう児と一緒に授業を受ける小学校

国は『帰国児童』という言葉で定義。

「帰国児童」とは、海外勤務者等の児童で、引続き1年を超える期間海外に在留し、平成29年4月1日から平成30年3月31日までの間に帰国した児童をいう。

出典:文部科学省 学校基本調査2018

帰国児童とは
海外に1年以上滞在して
日本に帰国した小中学生

子どもの権利、親の義務。
わたし

日本にいる日本国籍の日本人の子供には、教育を受けさせる義務があります。

だから海外から帰ってきた子どもも帰国児童として、平等に教育の機会が与えられます。

『帰国生』というよびかた

高校や大学になると、小中学校のように義務教育ではなくなります

それゆえに高校や大学の編入や入試は、それぞれの教育機関が個々に条件を提示しています。

”海外で○年以上過ごした帰国子女”や”親の都合で海外に〇年過ごした帰国生”など、それぞれの高校や大学が細かい条件を設けています。

また逆もあり、日本の高校や大学から海外の教育機関に留学する人もいますから、いずれにしても海外から帰ってきた生徒を、『帰国生』と呼ぶのも自然かもしれません。

帰国生とは
海外から帰国した生徒

結論:帰国子女とは?

帰国子女とは

親の仕事の都合で、海外に1年以上滞在し、自国に帰国した子どもの総称。

国が言う『帰国児童』は、海外に1年以上滞在し自国に帰国した児童。

キコジョ
海外で生まれ、小中高と海外で過ごし、日本で大学生活を送る私は、帰国子女ということですね。

帰国子女のキコジョは日本の大学生!

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帰国子女の事例とわが子の体験談

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Aさん

・小学1年から5年間海外
・放課後にESLに通いながら現地校

日本語が母語。最初は英語で苦労したが、後々に馴染む。
帰国後は、あっという間に英語を忘れた。

Bさん

・小学1年から1年間海外
・放課後にESLに通いながら現地校

日本語が母語。事前に英語教育をしていたので、すぐに英語に慣れる。
たった1年の海外だったかが、帰国後もさらに英語力が上達。

ESLとは

English as a Second Language の略語。英語を母国語としていない人が英語を第二言語として学ぶクラスやコース。

小学校では移民のためのESLを併設している学校もあり、英語が第二言語の場合、ESLが必須となるケースが多い。

Cさん

・小学2年から中学3年まで8年間海外
・インターナショナル校
・毎週土曜日に日本語補習校に通う

日本語が母語。週1の補習校で日本語でも勉強。日本語も英語のバイリンガル。高校で帰国し、推薦入試で大学進学。駐在のご家庭の代表的なケース。

Dさん

・1歳から中学まで15年間海外
・現地校のみ

英語が母語。日本語は第2言語。日本の高校に編入したが、読み書きで苦労。英語を武器に大学受験。

Eさん

・0歳から高校3年まで18年間海外

英語が母語。日本語は第2言語。独学でN1取得。帰国生入試で大学受験し、英語で授業が行われる大学へ進学。

帰国子女に期待される英語力

帰国子女には英語力があると期待されてしまう傾向がありますが、事実ではありません。

Aさんのように、5年間も英語で生活して、日本に帰国した途端すっかり忘れてしまった人もいます。

まわりが期待しても、本人にとっては英語の必要性もなければ、興味も失せてしまい、すっかり忘れてしまいました。

しかしBさんは、1年しか海外に滞在しませんでしたが、事前の準備と帰国後の興味もあり、バイリンガルレベルを目指しています。

帰国子女でも
英語力はそれぞれです

海外にいれば英語できる?

母語の日本語が完成していれば、海外にいても、家庭で日本語を使用するので日本語を忘れることは稀です。

しかし第二言語の英語は、幼稚園から小学生の期間だと、苦労して学んだ割には忘れるのも簡単です。

英語に興味がある子どもは、海外滞在期間に関係なく、帰国後も英語力を伸ばしておられます。

帰国子女に期待される日本語力

DさんやEさんのように母語が英語の場合、英語力には問題ありません。

しかし帰国子女として日本に帰国したら、日本語力を求められます。

Dさんは日本に高校1年から編入し、苦労しながらも日本語力を伸ばし続け、英語力を武器に大学進学となりました。

EさんはN1も取得後、それでも日本語で学問する自信がなかったので、日本の大学の中の英語で授業を受けるコースを選びました。

Cさんは、母語である日本語が完成してから英語を学び、インターに通いながら日本語補習校にも出席し、日本語と英語の両方で教育を受けました。この方はバイリンガルになりました。

母語が英語の場合の日本語力

母語が英語の場合、日本人家庭の子どもであっても、日本語力に限界があります。

日本語補習校に通う機会があれば、日本語力も母語と同じように力をつけれるかもしれません。

帰国子女でも英語力のある人ない人、英語力あっても日本語力のある人ない人それぞれです。

帰国子女はユニーク:体験談

キコジョ
私は海外で産まれました。

数か国で、日本語、英語、韓国語の3か国語で5歳半まで過ごしました。

母語の完成が遅れ、すべての言葉がまざりました。

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わたし

軸になる言語を英語にして

小学校から英語圏に戻りました。
日本語は家庭で使う程度にしました。
第2言語としてフランス語を学びます。

中学校は違う国に引越ししました。
第2言語としてスペイン語を学びます。
現地語も学びます。

高校はまた別の国に引越ししました。
第2言語としてドイツ語を学びます。
(ドイツ語B2B1を取得)
第3言語として日本語も学びます。
(日本語N1を取得)

そして大学は日本になりました。
第4言語としてフランス語を再開します。
第5言語として韓国語も再開します。

キコジョ
マルチリンガルになりました。

帰国子女のユニークさ

異なる国々を経験し、何か国語にも親しんでいるかもしれません。

帰国子女のバックグラウンドは実にそれぞれで、とてもユニークです。

帰国子女の受験は有利なのか?

高校入試について

私が見聞きした感触で答えますと、高校入試は有利な場合が多いと思います。

日本に帰る中学生は、インターに通いながら週1で日本語補習校に通うなど、高校から日本に帰る覚悟で努力されている方が多くいます。

日本語学校に通われている中学生でも、英語やほかの言語に親しんでいるケースが多く、アドバンテージになります。

海外在住時にすでに日本の高校入試をターゲットに準備し、帰国子女枠を上手に利用し、日本に帰国されます。高校からは、国際化に必要な生徒として、海外経験や英語力が高く評価されるのかもしれません。

大学入試について

ただ、大学入試となると、帰国子女が有利とは言い切れません。日本語の問題が出てくるからです。日本語学校や補習校などは小中学校までしかないので、必然と高校は現地校かインターになります。

つまり、海外の教育システムで学びながら、日本式の受験対策は厳しいです。日本語以外で高校生活を送るので、日本語の自信も失いかねます。

ただ、海外の高校卒業後に日本で塾に通い、一般入試に挑戦される方も多いです。受験対策の時間をとり、日本語力と英語力、数学など得意科目で大学に合格する方もおられます。かなりの努力家です。

また日本にも、英語で授業が行われる大学があります。でも、合格率はすごく低い。例えば東大も300人以上の応募から30人前後の合格者、早稲田も20パーセントだけ。

世界中から留学生や帰国子女が受験するので、逆に厳しいともいわれています。

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まとめ:帰国子女とは?その定義と体験談

returnee-children

帰国子女とは、親の仕事の都合で海外に1年以上滞在し、自国に帰国した子どものこと。

これがとても奥深いんですよね。

海外で出会った方々、実に滞在期間のみならず、滞在国や教育課程も教育方針もそれぞれでした。

一人として同じ教育課程や海外生活を送っている人はおらず、それゆえに多様性にあふれていたと思います。

『帰国子女』は、とてもユニークなバックグラウンドを持って生きている人たちだと思います。

帰国子女って、だれのこと?

ひとくくりにはできない、バラエティーに富んだユニークな人生のもちぬしだと想像していただければ幸いです。

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